崖の上のポニョ

PQTPラジオウルバナでは日本の文化や伝統も勿論ですが、やはり現在の日本を代表するマンガ・アニメを紹介しています。今回一番力を入れて紹介したのが宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』しかし本人が観ていないのは非常にマズイ!ということで行って来ました。夏休みで館内は子供連れのファミリーで一杯です。ポニョはアンデルセンの人魚姫をモチーフにしたそうですが、宮崎監督は今回CGをほとんど使わずに回帰主義というか手書きの良さを前面に押し出してます。17万枚もにも上ったセル画は人や動物の緻密な動きを躍動感たっぷりに画面に映し出し、音楽と映像の美しさにうっとりします。が、内容はやはり子供向けで単純、台詞も殆どありません。ナウシカラピュタのようなメッセージ性のある映画とはテイストが違うので私としてはちょっと寂しい。まぁ暑い毎日をのんびりと涼しい映画館で疲れた眼と心と脳を癒すには丁度いいかも…。