不安・・・そして期待…。

極東アジア周辺の不安定な状況は遥かスペインにまで轟いており心配してスペインの知り合いからメールや電話が先日から続いている。こちらとしてもなんとも答えようがなく曖昧に誤魔化して「大丈夫と思う」としか返事出来ない。有事についての国会答弁を見ながら食事をしているのはなんとも緊張感がなく我ながら間抜けな感じが否めない。ただの脅かしではないなという事は分かっているがどうしようもなくただ淡々と日々をやり過ごす。自衛権も防衛策もない大国の傘の下に庇護された国の民というのはこうもお気楽なのだろうか?ニュースもワイドショーも相変わらずの脳天気さ。テレビを付けてるのが苦痛になる。いざという時の対処は各自に一任なのか?私が取り越し苦労なだけなのか?なんとか大事に至らずに済んで良かったと思える日が来る事を願ってやまない。
最近はめっきりNHKを見る機会が増えた。今日はお昼の番組に映画監督の周防正行監督がゲスト出演されていた。なんと『Shall we ダンス?』以来11年振りにメガホンを取られたそうだ。私はこの映画が大好きで劇場にも2回足を運び、家でも数え切れない位観ている。特に役所広司演じる杉山が夜中公園で練習するシーンが大好き!私はどうもああいうストイックな場面に弱い。今度の作品は『それでも僕はやってない。』というノンフィクションをモチーフに痴漢の冤罪をーマに描かれた社会派の硬派なもの。今までの作品はユーモアとペーソスに溢れた親しみやすいものだったが今回は法曹界という我々からすると余り馴染みのないベールに包まれた世界が舞台。4年もの間取材を続けて出来た作品は裁判員制度導入というタイムリーさと重なり興味をそそられる。故伊丹十三監督は国税局やスーパーの裏側などを描かれてとても斬新だったが周防監督も題材の視点はどこか似ている気がする。監督自身も一本筋の通った素敵な人でお話もとても面白かった。『Shall we ダンス?』以来ハリウッドからオファーが引きも切らなかったらしいが、監督は『ハリウッドで撮影する事が彼らの思考では最高と思っているが野球で言うところのメジャーですることが必ずしも一番ではない。僕らは日本に住んでいて僕や僕の作品を愛してくれる人がいるのにわざわざあっちで撮る事に意義を感じない。』と話されていた。なんとも反骨精神旺盛な意見だなぁと思ったが、私も昨今のプロ野球を見ていてそう思う。野茂さんの様に子供の頃からずっとメジャーに行きたいという気持ちがあり全員を敵に回しても初志貫徹した姿勢は素晴らしいしすごいパイオニアだと思う。けれどその後に続いた人たちはなんとなく周防監督が言わんと知らしめている所がある。そんななか我等が金本兄貴の阪神残留が確定したそうでとても喜ばしい。生涯虎一筋!3年契約の22億円!今までが1年で2億2千万だから貢献度からして本当に安かったなぁと思う。現在甲子園球場は改装の真っ只中!ぐるりと覆われた名物のツタを刈り込んで寂しい限り…。しかしこのツタは大切に保存して真新しくなった球場に再度植えられる予定らしい。今年は最後竜に逃げ切りを許してしまったが来年は新しい球場で心機一転した常勝タイガースを見たいものです!

☆りかぱんのお勧め春樹本探して一回読んでみますね♪試合が近いのに昨日お風呂で滑りそうになって右手を捻ってしまいました(泣)恐るべしゲルマニウム温泉の素!浴槽ヌルヌルなり…。(T^T)