Adios…para siempre

今日の午後4時25分に義妹の母上が永眠された。やはり危篤に陥ってから一度も目を開ける事無く天に召されていった。私の母親と同じ歳でなんだか身に詰まされて辛い。義妹は私よりも5歳も年下で早や両親はもう居ない。長女でしっかりしているとはいえ両親が居ないのは本当に寂しいし残された姉妹達への責任も大きいし大変だろうと思う。
亡き母上は東京生まれ東京育ちのお嬢様でいつも綺麗にしていてモダンな女性だった。私の母親から比べると母よりも妻よりも女としての部分が色濃い人生を送られたと思う。若い頃は人生を謳歌し華やかに何の苦労も無く過ごされていたが、晩年は数多の病気や怪我、最愛の人との死別など暗澹たるものであった。それに比べ私の母親は子供の頃から苦労し結婚してからもずっと苦労をしてきたような女性であったが大きな病気や怪我も無く健康だけが取り得で派手さはないがささやかながら幸せな晩年を送っていると思う。どんなに綺麗でもどんなに裕福でも健康であることは何物にも変え難い宝物であると思う。自身の健康だけはお金で買うことは不可能なのだから…。
義妹は病気がちな母上をいつも気にかけてきちんと親孝行をしていたのでその点では後悔は無いと思えるが、果たして私はどうだろう?元気であるが故に普段余り母親の事をそんなに気に掛けているとも思えない。親孝行したいときには親は無し。との格言の通りにならないよう今からでも親孝行しないといけないと改めて気持ちを強くした。
亡き母上は今頃先に待っていた父上と共に二人仲良く、これからは天国で義妹達姉妹を暖かく見守ってくれるだろう…。苦しい闘病からやっと開放されたyukikoさん。安らかにお眠り下さい…。