金縛り!!

深夜のハードなテニスによる余りの肉体疲労か、あるいは追い詰められているスペイン語のストレスのせいか。恐ろしいことにここ最近金縛りが頻繁に起きる。それは何の前触れもなく突然やってくる。丁度寝入りばなでこれから気持ちよくなろうとした寸前に…。何かが私の胸を強く圧迫する。何か喋ろうとしても言葉を発する事も指一本動かすことも出来ない。目ははっきりと見えるのに。先日は丸坊主の強盗が語気も荒く『早くしないか!』と眼光鋭く私に迫った。私は今この身に起こっている出来事が夢か現か釈然としないまま激しい恐怖に余計に体が凍りつく…。しばらくの脅迫のあとまるで何も無かったように体がフッと軽くなった。額には薄っすらと汗が滲み肩や首がカチコチに凝っている。その後睡魔が襲い朝まで起きることはなかった。昨日もそれはいきなりやってきた。今回は人物らしきものは出現せず、ただひたすら得体の知れぬ何かが私の胸を押さえつけている。何も考えないようにしよう。と思った途端また体が軽くなった…。一体なんなのだ?
原因の一つかもしれないのだが、しかし今本当にスペイン語は大変だ!宿題、復習、暗記に和訳etc.私の生活のウエイトはかなりの比重で占められている。しかし新しく覚えようとする単語が全く頭に入らない!何故なの?こんな事は過去に無かったはず。やればやるほど気持ちは落ち込む。半ば自暴自棄だ。高橋さんは『先生は自分がやって出来たから他の人も出来ると思ってるし逆に語学の習得は生半可な気持ちでは出来ないと思ってるんじゃない?いいよいいよって軽く受ける先生よりはっきりしてて厳しい先生の方が伸びるよ』と話してくれた。確かに…。
今日も朝から単語帳の整理に暗記。しかし笑えるくらいほんっとに頭スルーだ!夕方来ていたホセからのメールの返信に、ついつい泣きついてしまった。ホセからは表題が『武士道』となっており内容は、『明日相談しましょう。メールだと超長くなるので。上達への道は凸凹ですよ。』と書いてある。明日は武士道について語られるのか?はたまたお説教されるのか?戦々恐々である。いずれにしても今夜はどうかゆっくり眠れますように…。