告発のとき

えもいわれぬ感情が迸る…待望のポール・ハギス監督・脚本の映画『告発のときイラク戦争で実際にあったストーリーをハギスらしい肉付けで、得意の伏線をあちこちにちりばめながら淡々と且つ重厚に物語は進んで行く。原題は『エラの谷』このままの方がいいような気がするのだが…。少年ダビデがエラの谷を挟んで巨人ゴリアテと戦い勝つという話を映画では引用し、本当の勇気とは一体何のかと一石を投じている。トミー・リー・ジョーンズの物凄い存在感とリアルな演技、シャーリーズ・セロンの孤独でタフな警官もとても良かった!でもスーザン・サランドンの演技ったら…。ずっと泣きまくりで私は目が腫れてしまいました。やはりポール・ハギスは期待を裏切りません!大好き!でも二回観るのはキツ過ぎるかも…18日で上映は終わってしまうのがすごく残念。こんな映画はロングランすべきでは…。

次に行くと決めてるのは…ハビエル・バルデム主演、百年の孤独ガルシア・マルケス原作と、スペインだらけのテイストで公開が待ち遠しい『コレラの時代の愛